そういうこともある、

おそらく駆け出しのライターさんであろう方が書かれた文章を、複数回に渡って拝読する機会がありました。物語や創作ではなく、とある物事を説明する文章なので、読みやすさ、わかりやすさといった道具としての性格、品質が求められる文章です。

短時間で何本も書かなくてはならない状況で、それぞれをいかに一つのまとまりとして仕上げるかは、おそらくスピード勝負で、同じ方が書かれた文章でもどことなくばらつきがあったりします。
とても読みやすい文章もあれば、おやっと思う文章もあり、なんとしても形にするぞという勢いを感じました。

短期間の中でも確実にばらつきが減って、読みやすくなってくるのがわかりました。品質が上がっていて、おそらく一本あたりにかかる時間も減っているのではと思います。やればやるほど、書く方も読む方もラクになってくる。

しがみついて作っていけば、いずれ早くラクに質のいいものが作れるようになれるのかもしれないと思いました。
短納期すぎれば質が下がることもあるし、手間ひまかけて作るべきものや、そうでなければ作れないものもたくさんあるけれど、やればやるほどラクになるのが理想です。

ラク、という言葉を出すと、手抜きとかもっと苦労しろという反応がなんとなく予想されるのですが、自然体、とかならいいのでしょうか。…ちょっと違う。
効率というとまた機械的とか冷たいとかなってしまいそうです。
思わぬ寄り道がよい結果に繋がることもあるし、寄り道自体が楽しいし、ふとひらめくこともあるし、良い悪いの定義は時と場合で違うと思われるのですが、「ラク」ということについ罪悪感を持ちそうな空気を入れ替えるのもいいかもしれないと思います。

作ることだけではなく、色々においてまず試してみて、やってみて、その結果が何であれ、ただ一事例として手元に置くことが大事になのかもしれないと思います。
結果とそれに対する感情と切り離すことは難しいし、同じことをしても結果が毎回同じとは限らないけれど、データベースのように蓄積して、次に活かしたり、あるいは徐々にお互いが繋がったりして、気が付いたときには前進できているのかもしれないと思います。

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