さよなら流馬くん

先日、半ば引率的な役目で、新撰組ゆかりの地という流山に行ってきました。
平和台駅で下車し、閑静な住宅街を歩いて、赤城神社一茶双樹記念館を訪ね、江戸川には何匹ものトンボが飛んでいるのを見かけました。風がとても涼やかでした。

近藤勇陣屋跡の近くで見つけた清水屋さん。お店の佇まいが大変趣があり、帰って調べてみたら、創業明治35年、お店の建物は、国登録有形文化財に認定されている老舗のとのこと。

お店に入った時、お店の方が、「流馬くんですか?」と声をかけてくださって、何のことだろう?と思ったら、流鉄線の車両のうち、流馬と名付けられた水色の車両が、その日最後の運転だったそうで、それを聞いて、電車へカメラを構えている人をたくさん見かけたのを、なるほど合点がいきました。

許可をいただいて、軽やかに走る流鉄羊羹を写真撮影。

陣屋もなか。

接客してくださったのは、もしや女将さんだったのか、とても親切に色々とお話してくださいました。流山は、昔のものがけっこうそのまま残っている…と教えてくださって、道中で見かけたあれこれも、昔の姿を保って今日に存在しているのか…と、人が何かを残そうとすること、残したいと思う気持ち、あるいはそうと思わず残ったもの、たまたま残ったもの、何かを残す、残る、というのは、伝える、伝わることでもあるのかなあと思いました。
普段と違う場所へ出かけたときの楽しみ、喜びというのは、こういう人の優しさ、こんなすてきなひとがいらっしゃるんだな、ということに触れられたときに、いっそう感じるものだなあと思いました。

帰路、たまたま流馬の運行時刻に合い、ほほうと思いながら、揺られて帰りました。
中吊りの情報では、塗装を塗り替えて(?)、また走る予定とのこと。あちこちでカメラを抱えたひとを見かけて、愛着を持たれているんだなあと思いました。

こういう街に暮らしたいと、ふと思った一日でした。

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