「悲しい訳じゃなく でも嬉しくもない」

ありがとうさようならを申し上げる日が続いて、ただありがたく、段々と跡が消えていくような感じに、なんとなく苦笑いしてしまうような気分です。

悲しくもなく、嬉しいというわけでもなく、無感情とも違うけれど、不安もないし希望もなくて、空がある、そこに空間があることを感じるような、もしやそれが心なのか、ぽっかりと穴がある。
何かで満たされているのか、空っぽなのかもよくわからなくて、ただそこに生きて存在して世界を見ている、生きているモノであることを自覚するような、そんな一瞬があって、大事だと感じるもの、この世のきれいなものをそうやって見つめること、あるいはそれらを認識したり、たびたび感じたりすることが、自分が望むことなのかもしれないと思います。

それをすればまるで生まれ変わったように変われるとか、それを手に入れれば幸せになれるようなものというのは多分なくて、でも自分で体感してそれがどういうものなのかを知ることで、ジグソーパズルのピースをひとつひとつはめこむのに似て、何かが見えて来たり、余計なものが削がれていく気がします。

望んできたものに手が触れることはきっと幸せだけど、それは暗闇で遠くに見える灯りのようなものかもしれないと思います。
そこを目指す過程で学んだこと、与えられたものがたくさんあって、辿り着くまでに試してみたこと、感じたこと、気付いたことが少しずつ自分を変化させる。いざそれに出くわした時にはもう全て終わっていて、それはずっと前からどこかでわかっていたはずなのに、目の前で確かめて、後ろ髪を引かれながらまた何かを探しに行く。

目の前を色々なものが流れていく、あるいは自分が流されていく。時々泳いでもがいたりして、そのようにして色々なものを見て、通り過ぎて、気が付いていくような気がします。
留めることも留まることもできないのなら、せめて触れていられる間は丁寧になぞれるように、落ち着いた心持ちでいたいと思いました。


ブログタイトルはhide with spread beaver「HURRY GO ROUND」より

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